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2016-08-03

安居初懸席

7月18日より7月31日まで、京都にある龍谷大学大宮学舎本館講堂にて、安居(あんご)が開繙されました。
私は、18日〜22日、25日〜29日の間、懸席(出席)いたしました。昨年、殿試を受け学階を取得し、今回が初めての安居懸席となりました。5日目に、念仏為本というご論題で会読に当たり、自らの不甲斐なさに呆れるばかりでありました。

安居(あんご)とは
『釈尊の時代から今日まで続けられている行事。原語は梵語のボァルサーであり、雨を意味している。殺生を戒める仏教では、雨期に托鉢を行えば、心ならずも虫を殺すことになるので、その期間は専ら屋内で瞑想をこらし、学習会を持つようになった。我が宗門においては寛永16年(1639)に学寮が創設され、その翌年に安居が催され、爾来連綿として続行されている。龍谷大学の始源はこの学寮にある。今年も麻衣に黄色い袈裟をつけた受講者によって、大宮学舎の夏は彩られている。』(聞思録 安居と龍谷大学 北畠典生)より

会読(かいどく)とは
本願寺の安居における会読とは、問者と答者に分かれて、問答形式で教義を説き明かすことをいう。

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