残暑お見舞い申し上げます

残暑お見舞い申し上げます。

今日から9月、いよいよ本格的な秋がやってきます。いやーしかし、去年、今年と、あまり季節感のない夏でした。いや夏だけでなく、1年という時間がなんとなく、ヌルーっと過ぎていくような感覚をおぼえます。これは多分、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、様々な季節行事が中止または縮小されていることが一つの原因だと思います。
私達はこれまで、花火大会や運動会など、直接的ではなくとも、その音や雰囲気、匂いなどを感じながら、季節ごとの行事を楽しみ、それを皆で共有することによって、季節という区切りを実感し得ていたのだなあということを想います。そういう機会をことごとく奪われている現在、あらためて、季節の行事や、人と人とのつながりの大切さを感じます。お盆の帰省や夏休みの旅行、家族や親戚とのつながり、友人やコミュニティーで出会う方々とのつながり、仕事でのつながりも然り。
家族はともかく、いや家族にすら会うことができず、それ以外の他者とも出会う機会がかなり制限されている状況の中、いかにそのつながりを維持していくのか。大丈夫私達はいつでもつながってるよ〜と言うのは簡単ですが、はたしてその実情は如何でしょうか…。寂しい思いをされている人がいるのではないでしょうか…心配です。

 

8月13日夕方、例年通り、当山【納骨堂盆法要】をおつとめいたしました。普段よりお参りは少なかったのですが、久しぶりにお会いする方もいて、ありがたかったです。ようこそのお参りでした。

南無阿弥陀仏